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18.6.11

会員情報 と 「SIG活動紹介」

10/04/02現在の会員状況:
 
北海道支部 個人会員合計 105名 

(20082月は120)111(20113)

SIG活動報告ーー北海道支部CCR」 

 
横山吉樹
北海道教育大学(札幌校)


2008年に授業活動のアンケート調査と授業観察を行った。そのデータの分析などをやっと終え,201012月に,北海道支部の研究例会でその一部を発表することができた。今後は,来年度の全国大会の発表に向けて準備していく予定である。
CCR研究会では,ここ数年Communicative Orientation of Language Teaching Observation Scheme (COLT)を用いた研究を行ってきた。現在は,学習者の授業評価に影響する要因がCOLTを用いた授業観察から得られるのかを調べている。授業評価は,大学でも学期末に行われるなど幅広く採用されている評価の一つであるが,それが実際の授業をどのように反映したものなのか検討される必要がある。対象は,母語話者教師3人による2つのレベルの授業で行われる活動を対象とした。まず、授業観察からこれらの授業で用いられている学習活動を特定し、さらにCOLTの評価項目と照応させながら、各活動への嗜好性と有効性の認識を問う質問紙を作成した。授業を録画し、COLTの手続きに従って授業分析を行う とともに、質問紙により活動別の学習者評価を行った。各活動の時間・頻度、さらにCOLT分析による授業の特徴と評価との関係を考察した。グループ活動や 教師主導の活動では、時間・頻度と評価との間に関係が示唆された。また、学習者中心、コミュニケーション重視などの特徴が評価と関係する示唆も得られたが、熟達度など他の影響の可能性も示唆された。