このニュースレターの読み方

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18.6.11

1.≪巻頭のことば≫


Today is a gift.
          髙井 收 (支部長・小樽商科大学)

 支部長になって、やっと1年が過ぎようとしております。この1年間をなんとか無事過ごさせていただいたのも、北海道支部の役員の方々および、会員の皆様のご協力の賜物だと感謝しております。2011年の新しい年度が始まりますが、どうぞよろしくお願いいたします。
 2011年度は支部大会にJACET副会長の岡田伸夫先生をお呼びして、ご講演を頂くことになっております。今の日本における英語教育に関して示唆に富むお話が期待されると思います。また、今年は大学英語教育学会第50回記念国際大会が開催され、各国からの著名な学者の講演など聞くことが出来ると思います。是非、この機会に一人でも多い会員の参加を期待いたします。この他にもJACETでは皆様ご存知の春季セミナー、夏季セミナー、また、支部でも研究会が3回催されます。会員の皆様は日常の煩雑さに追われ、「とてもではないが学会の催し物には参加できない」とおっしゃるかもしれませんが、是非、ご参加の程よろしくお願いします。
 よく、「時間は自分で作るものだ」という言葉も聞かれます。これは、大学院の「異文化コミュニケーション論」の授業で「時間に対する感覚」について書いてきたアフガニスタンから来た留学生のレポートから引用したものです。”Yesterday is a history. Tomorrow is a mystery.  Today is a gift.  That’s why it’s called the present.”  このフレーズが目に留まり、これについて、もう少し詳しく聞いてみました。イスラム教徒の彼によると、「『今日』というのは神から与えられたギフトで、神に『感謝』し、決して無駄にしてはならないと教えられた」と話してくれました。
 ある人が言っていましたが、「人は、人間以上の存在を忘れたならば、破滅の道を歩むことになる」と。今の日本人が忘れかけていることかもしれません。時間は自分のものでもあるが、そこに、忘れてはならない「感謝」の気持があるのではないでしょうか。この、アフガニスタンからの留学生の書いたレポートを読んでいて、ふとその様に考えさせられました。
 学会が催す各種イベントに会員の皆様のご参加をお待ちしております。